[本記事アンケートにご回答くださった方にはアーカイブ動画視聴をご案内します。詳しくは下記をご参照ください。]
先日実施された地域で働く人のリアルを伝えるトークイベント「地域の仕事“ホンネ”サロン」。
本記事では、当日のタイムテーブルとハイライトを紹介いたします。記事の最後にはアーカイブ動画の限定公開URLがもらえるアンケートがありまので、ぜひご回答ください!
「地方で働くって、実際どうなの?」——そんな問いに本音で答える場所
移住や地域転職が「特別な選択肢」ではなくなった今。
とはいえ、実際の働き方や企業との関わり方に“リアル”を求めている人は少なくありません。
「地域の仕事“ホンネ”サロン」は、そんな問いを真正面から受け止めるために生まれました。
第1回となる今回は三重県を舞台に実施。
テーマは「三重で生まれ育った企業が挑む、“地域と共にある仕事”のかたちとは?」
事前申込の段階からたくさんの関心が寄せられ、多くの方にご参加いただきました。
地元に根ざして挑戦を続ける2社の声を中心に据え、“働く”をテーマにし、ざっくばらんに語り合う場が開かれました。ファシリテーターである倉重さんの投げかける5つの質問を軸に株式会社グッドライフさんのホンネに迫りました。見どころ盛りだくさんの濃すぎる90分となっています。
当日のタイムテーブル
18:00 参加URLへの入場受付開始
18:30~18:35 開始のご挨拶と主旨説明
18:35~19:15 本テーマのトークセッション
主な話題:グッドライフ社のご紹介、北岡社長の起業の経緯、どんな働き方をしているか、次に目指している地域課題解決をめざす事業について、どんな人材を求めているか…など。
19:15~19:25 質疑応答
19:25~19:35 人材募集中企業のご紹介(菊水テープ 名張工場様、他募集中企業のご紹介)
19:35~19:45 お知らせ
登壇企業のご紹介
① 株式会社グッドライフ(登壇)
2009年設立。30年以上にわたり、三重県に複数拠点を構える保険代理業の企業で、現在の社員数は約55名。
近年では保険にとどまらず、地域の課題解決に寄り添う総合支援企業として、ビジネスマッチングや事業承継支援なども展開。
💬「保険という商品以上に、“地域を支える”という姿勢を大事にしている」
💬「話し上手より聞き上手。正直で元気な人と一緒に会社を作っていきたい」
社員旅行やバーベキューなど、支店をまたいだ社内コミュニケーションも重視する温かな職場文化も紹介されました。
② 菊水テープ株式会社(録画参加)
創業50年以上。三重県名張市の工場から全国に粘着テープ製品を届けるメーカー。
1949年創業。大阪本社ながら、主要製造拠点を三重県名張市に構える老舗の粘着テープメーカー。
社員同士のつながりを重視し、展示会出展や社員旅行なども活発に実施しています。今回は録画インタビューでの参加となり、工場長の加藤様自らお話しくださいました。
💬「名張工場は、今年で40周年。今では114人の社員が、それぞれの現場で活躍してくれてます。会社のマスコットも制服も、社員の声から生まれたんです。」
ものづくりの現場で働く魅力と、地域に根ざした働き方の実例が語られました。実際に会社の雰囲気を知りたいという方は、10月に名張工場でオープンファクトリーを訪れてみてはいかがでしょうか。
トークセッション登壇者

[ゲスト]
株式会社グッドライフ 代表取締役 北岡伸之
三重県津市出身。1992年に東京海上火災保険(当時)の研修生として保険業界でのキャリアをスタート。1996年に独立し保険代理店「北岡保険プランニング」を設立。以来30年以上にわたり保険代理業を展開。その後2009年にはパートナー企業と共に「株式会社グッドライフ」を設立し、2017年に同社代表取締役に就任。その後2017年より組織化を図り、ビジネスモデルの変革に伴う事業拡大を進める。2016年の本店新築移転を皮切りに、2021年以降、鈴鹿・伊賀(名張市)・四日市・津北・熊野と県内5拠点を順次開設し、現在(2025年4月時点)は本店含む6拠点体制を構築。
従業員55名、提携代理店10名と共に、損害保険4社・生命保険11社を取り扱う。現在は、長年培ってきた保険代理業を基盤に、「地域共創事業」へとフィールドを拡大。地域課題を解決する新たなビジネスモデルの確立に挑戦している。

[ゲスト]
株式会社グッドライフ 取締役副社長 滝川 充
三重県松阪市出身。1991年に地方銀行へ入行。メガバンクでの研修を経たのち、同銀行本部のコンサルティング部門にて事業承継・相続支援業務に従事。以後、複数の異動を経ながらも同部門にて課長職・部長職を歴任し、M&A、ストラクチャードファイナンス、ファイナンシャルアドバイザー業務に幅広く携わる。2019年12月には全国初となる銀行傘下の事業承継投資専門子会社を設立し、取締役投資グループ長に就任。2020年1月には事業承継ファンドを組成し、4件の投資を実行、各社の取締役にも就任。2024年1月より株式会社グッドライフの取締役副社長に就任し、現在は法人組織の基盤強化とともに、コンサルティング部門の立ち上げと拡大を推進している。

[ゲスト]
株式会社三重シティプロモーション 代表取締役 森田 裕行
1964年生まれ。大学卒業後、三重県内の地方銀行に入行。営業店での地域密着型の顧客対応を起点に、支店長、本部では営業統括や融資審査など、経営と金融の中枢に長年従事。その後、金融視点と地域理解をもとに、父の家業を継ぐ形で地域創生に本格的に取り組むため、株式会社三重シティプロモーションを設立。現在は、地域情報プラットフォーム『まいぷれ』の三重県全域の運営を担い、地域事業者の情報発信支援を通じた地域経済の活性化に取り組んでいる。さらに、オンライン診療システム『みんなで保健室』を活用した健康DXにも注力し、企業・自治体・住民をつなぐ次世代型の地域医療モデル構築を推進中。デジタルとリアルを融合させた持続可能な地域づくりを目指している。

[ファシリテーター]
ネイティブ.メディア編集長 倉重 宜弘
愛知県出身。金融系シンクタンクを経て、2000年よりデジタルマーケティング専門ベンチャーにて15年に渡って大手企業のDX案件に数多く携わる。また2012年に地域共創事業部長を歴任し、地域の観光メディア開発などを多数経験。2016年3月に地域マーケティング専門ベンチャー「ネイティブ株式会社」を起業。2017年にネイティブ.メディアを創設し各地で移住促進・関係人口創出関連事業を展開。2022年9月にM&Aにより面白法人カヤックへ参画し「ちいき資本主義事業部長」に就任。2025年4月に2度目の独立起業をしてビサイズ株式会社の代表に就任し、企業の地方創生関連事業の立ち上げや、ローカルゼブラ起業家の伴走支援を行っている。その中で2025年4月に株式会社フューチャーリンクネットワークに事業譲渡されたネイティブ.メディアの編集長に就任し、同メディアの”中の人”として事業開発を行っている。
本番では、こんな言葉が飛び出しました
北岡さん💬「私たちの今年度のスローガンが“保険を売るから、人生を支える”なんです。目の前の契約ではなく、お客さんの人生を支えるために私たちが存在するんです」
北岡さん💬「新しい文化を受け入れたときに起こる科学反応も楽しいんじゃないかなと思います」
北岡さん💬「自分自身の自己肯定感に悩むときはだれしもありますが、そんな人こそ来てみてほしい。“人の役に立てる”が経験できる会社だと思ってます」
滝川さん💬「北岡さんのやりたいことに惹かれて、長く勤めた銀行を辞めてグッドライフに来ました」
倉重さん「人生100年時代、人生そのものを何度でもシフトチェンジできるこの時代に、必ずしも都会だけで人生を豊かにできるのか?」
起業までの想いや現在の会社、そして所属する社員に対する思い
この他にも多数の“ホンネ”が飛び交いました。気になる続きはアーカイブでご覧ください。
現場の空気感、そのままに——90分の全編をアーカイブで限定配信中
本編では、登壇者が語った“ぶっちゃけ話”や、会場を笑いと驚きで包んだやりとりも。
そのすべては、アーカイブ動画でご覧いただけます。
ウェビナーでは参加者からのリアルな質問も多く寄せられました。その回答もお見逃しなく。アンケートご回答者限定で、アーカイブ動画が視聴できます!
画面越しでも“地域の空気感”と“働くリアル”が伝わってくるはずです。
編集後記
座談会形式で進行した今回のホンネサロン。
終始和やかな雰囲気の中にも、登壇者の地域に対する熱い想いや、仕事へのリアルな向き合い方が随所ににじみ出ていました。
「地方で働くって、難しそう」「どんな職種があるのか、想像がつかない」 そんな声に対して、今回の内容は一つのヒントになったのではないかと思います。
実際、事前の打ち合わせでも話題に上がったのは、グッドライフさんの“ゆとりある働き方”でした。
たとえば…
・ノルマに追われるイメージのある保険業界でも、未経験者が安心して成長できる体制
・働き方改革を進め、休日には家族と過ごす時間をしっかり確保できる環境
・和気あいあいとした雰囲気の中での、支援のある職場環境
・三重の自然や人の温かさの中で、無理なく、長く続けられる仕事のあり方
こうした“地方で働くリアル”は、案外シンプルで、でもちょっと勇気が出るものでもあります。
私たちNativ.media編集部は、「仕事」が「移住・定住」の足枷になるのではなく、背中を押す“きっかけ”になってほしいと考えています。
ホンネサロンは、そんな声を拾い、届けていく場として今後も全国各地で展開していきます。あなたの“次の一歩”のきっかけのひとつになれれば幸いです。
▼アンケート回答はこちらから▼