雪国の暮らし、想像したことがありますか?

秋田県横手市は日本有数の豪雪地帯です。
2021年2月5日には観測史上初の2m超えとなる、203cmの積雪を記録しました。
そんな雪深いまちの暮らしは、とても大変です。

雪が降ると、夜中の2時半から早朝にかけて除雪車が走ります。
ちょっとうるさいけれど、生活のためには必要なこと。
私たちが雪道でも車を走らせることができるのは、除雪車のおかげなんです。

除雪車が通ったあとは、家の前の雪よせが待っています。
夜中に積もった雪と、除雪車が通って道路脇に寄せられた雪を、ひたすらよせていきます。
もちろん車に積もった雪も下ろさないと出かけられません。
ほぼ毎日雪よせから一日が始まるので、冬の朝はみんな早起きです。

車の運転も普段通りとはいきません。
道路は雪で滑りやすくなり、スタッドレスタイヤでもスリップすることがあります。
吹雪のときはホワイトアウトで視界が真っ白に。
冬の運転はいつも以上に慎重になります。

大変なのは雪だけではありません。
冬の寒さはとても厳しく、朝晩はとくに冷え込み家の中でも極寒です。
寒さをしのぐためにストーブやエアコンを長時間使うので、冬場は光熱費や灯油代がかさみます。

雪に慣れていない方にとって、横手の冬は未知の世界。
雪国で暮らすには、ちょっと覚悟が必要かもしれません。

2021年1月の横手市役所前のようす。身長よりも高い雪の壁がそこかしこに出現します。視界が遮られてしまうので、車も歩行者も細心の注意をはらいます。

雪が降るからこその恵みも

雪のある暮らしは大変なことが多いけれど、良いことだってたくさんあります。

雪が降ると子どもたちはワクワク。
雪合戦やソリすべり、雪だるまづくりなど、楽しい遊びが盛りだくさん。
冬でも子どもたちは元気に外で走り回り、雪とたわむれています。

そして冬といえば、やっぱりウインタースポーツ。
市内のスキー場はもちろん、近隣市町村のスキー場へのアクセスも良く、思う存分スキーやスノーボードを楽しむことができます。
ウインタースポーツが好きな方にはぴったりの環境です。

また、伝統行事も横手の冬を盛り上げます。
全国的に有名な小正月行事「かまくら」のほか、豪華な頭飾りが特徴の「ぼんでん」も古くから伝わる伝統行事の一つです。
かまくらの幻想的な風景は安らぎを与え、ぼんでんの熱気は冬の寒さを吹き飛ばしてくれます。

雪国ならではの食文化も魅力です。
いぶりがっこや日本酒など、寒さを利用してつくられる美味しいものがたくさん。
積雪量の多さを活かし、雪の下にんじんなどの越冬野菜の栽培も行われています。
また、寒さが厳しく冬が長い横手では古くから保存食として寒天が重宝され、「何でも寒天で固める」という独自の食文化も根付いています。

横手の冬はただ大変なだけではなく、それ以上の恵みを私たちにもたらしてくれます。
そして、長い冬を乗り越えたからこそ、春の訪れは何ものにも代えがたい喜びになるのです。

良いことも、大変なことも、すべてを受け入れ雪とともに暮らす。
そんな暮らしがちょっとでも気になったら、ぜひこの動画をご覧いただき、雪国横手の暮らしを想像してみてください。

雪が積もっていればどこでも子どもたちの遊び場に。何もなくても十分楽しめるのが雪国のいいところ。

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申し込み情報https://www.city.yokote.lg.jp/keiei/page000000529.html

主催者情報横手市 総務企画部 経営企画課
0182-35-2164

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