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今週は、2021年7月6日の投稿、島暮らしの鍋島さんのえひめライフをご紹介します。

【みんなの“えひめライフ” PICK UP!】

こんにちは。えひめダイアリー編集部、島暮らしの鍋島です。
今日はとある初夏の日曜日のお話を。

ぼくが暮らしを送る大三島の盛集落では、集落とその周辺の園地をぐるりと囲むイノシシ柵の共同維持作業があります。柵沿いの除草と、破損した柵の補修なんかが主な作業内容です。
作業の合間に立ち話をしながら臨む景色は、まさしく絶景。観光情報には出てこない、住んでみなきゃ知ることのできないスポットです。贅沢でしょ?
3年前の西日本豪雨災害で一時期はここに来るのも困難な状況でしたが、徐々に農道が補修されたり砂防ダムが設置されたり、と変化もありました。

8時から始まった作業は10時前には終了。基本的にのんびりしたいぼくは、ここらで帰ってひとやすみ、としたいところだったのですが、我慢我慢…。自分のレモン畑の草刈り作業へ向かいました。
草刈り機を使っての作業は、どんどん強くなっていく初夏の日差しのなかで汗が噴き出てきます。ですが、時折吹く海風がとても心地よく感じるのです。

機嫌良く草刈りを進め、午前中で終われそうかな、とのんきに考えていたちょうどその時。草刈機が急にガラガラと音を立てて空回り…。あまりにひどい音がして、あぁこれはギヤヘッド(草刈り機の先端部分、駆動系のギヤが入っているパーツです)が壊れてしまったか、と思わずその場で大きな溜め息がもれました。ギヤヘッドの破損は応急処置でなんとかなるものでもないので、ひとまず状態をチェックしてから、やっぱりこりゃダメだと諦めて帰宅。
午前中で終わるはずの作業が終わらなかったどころか、パーツを購入して修理すれば金も時間もかかるという状況になってしまいました。
とはいえ、なんの手も打たないというのもそれはそれで悔しさが残りそうです。

まずはお昼ごはんをしっかり食べた後に、さてどうしたものかと思案。ピンときたのが、数年前に動かなくなって保管していた初代草刈り機から、部品取りをして修理ができないかというもの。
思い立ったら即行動、まず初代のギヤヘッド外して確認したところ、グリスアップ等のメンテナンスを加えたら十分に使用が可能な状態でした。

次に、今回破損してしまった二代目草刈り機のギヤヘッドを外す作業。あまりに使い込んでいたので、ネジがガチガチに固定されており、思い付く限りの方法を試しても外れず。もういっそのことと思い切って、グラインダーでネジをぶち切ってやっと外れるという手間が発生しました。

それ以降の作業は順調そのもの。初代と二代目のパーツが組み合うのか、マッチング成功するかしら、とわくわくしながらパーツ交換&丹念にグリスアップしました。
結果…マッチング成功!見事カップル成立!
エンジンかけて試運転したときのナイスな駆動音に思わずガッツポーズでした。これで初代と二代目、いいとこ取りのマイ草刈機「ニダイメ改」にグレードアップ。愛着も湧くってもんです。

その後、ニダイメ改のデビュー戦として、午前中の刈り残しをやっつけました。
田舎暮らしは突発的なアクシデントが発生するとやたら不便なこともあります。ですが、今回のように「あるものでなんとかする」という力が自然と身についたりもするのです。
生きる力が日常的に育まれていくこの環境、とっても素敵だと思いませんか?
それではまたお会いしましょう、島暮らしの鍋島でした。

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