和歌山県が、2018年4月から企画している起業・就農、就労の体験プログラムが

「わかやま しごと・暮らし体験」です。

利用者が希望する事業者のもとで「しごと」を体験しながら、

周辺地域の先輩移住者や地域住民の方との交流を通じて「くらし」の体験を行い、

移住後の生活をイメージすることができます。体験費は無料です。その“体験先”をご紹介します。

木下水産物 株式会社

住所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町築地7-5-7
事業内容:生マグロの仲買人

 

国産生マグロ水揚げ日本一の和歌山県勝浦港で、1世紀にわたり生マグロの仲買を営んでいる木下水産物株式会社。代表の木下勝之さんは曾祖父の頃より生まぐろ一筋の4代目社長です。

毎日、港に水揚げされた生マグロを見極めて買い付けを行い、各地の中央・地方卸売市場や大手量販店に出荷販売している他、近年では、まぐろが原料の生ハム「Petalo di mare(ペタロ ディ マーレ)」の開発や、まぐろの無人販売所を設置し、一般家庭や観光客を新たな顧客として取り込むため力を注いでいます。

今回体験できる内容

仕事の内容は大きく分けて2つ。「勝浦市場でのマグロの買付」と「加工場でのマグロの解体」に分かれます。

勝浦市場では、マグロ目利きの職人である仕入担当者が買い付けた生マグロを仕入帳に記入し、各中央市場や外食店に出荷する発送の業務。

加工場ではマグロの解体~量販店・外食店に出荷・マグロセルフ販売所の販売準備及び販売、そしてマグロの加工品作りの業務です。

体験当日は体験者の希望を伺いつつ、担当者のもとでお仕事の見学とお手伝いをしていただきます。

仕事のこだわり

行政や商工会などの地域と連携し、地域全体の魅力づくりに貢献しているのも仕事の特徴の一つ。

ヒット商品となっている「Petalo di mare~もちもちまぐろの生ハム~」もそんな活動から生まれた商品です。

勝浦漁港で水揚げされる約7割を占めるビン長まぐろの付加価値向上が、地域活性化のカギを握るとの思いから、開発した商品でした。

地域の発展を考え仕事に取り組む姿勢は、マグロの仕事に興味のある方はもちろん、地域と共に生きたい人におススメです。

補足事項

宿 泊 場 所 :Why Kumano
宿泊先住所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町築地5丁目1−3 2F
宿 泊 代 金 :宿泊料:4,000円/泊
そ の 他:公共交通機関での参加も可能です。