和歌山県が、2018年4月から企画している起業・就農、就労の体験プログラムが

「わかやま しごと・暮らし体験」です。

利用者が希望する事業者のもとで「しごと」を体験しながら、

周辺地域の先輩移住者や地域住民の方との交流を通じて「くらし」の体験を行い、

移住後の生活をイメージすることができます。体験費は無料です。その“体験先”をご紹介します。

龍神地釜とうふ工房るあん

住所:和歌山県田辺市龍神村小又川259
事業内容:豆腐の製造・販売

 

「るあん」は2006年4月に開店。まきの火と地釜を使う昔ながらの製法にこだわり、龍神地域独特の硬めで濃厚な豆腐作りをしています。

昔は、龍神地域の多くの家庭で、盆や正月に地釜を使って豆腐を作っていたそうで、人が集まる時期のぜいたく品だったそうです。店主の小沢聖さんはそんな「龍神の豆腐」に魅せられ、ほぼ独学で豆腐作りをスタートさせました。

豆腐作りをはじめて10年が経ち、試行錯誤の結果できあがったるあんの豆腐は、地元の人からも「あの味が蘇った」と愛される一品となっています。

今回体験できる内容

小澤さんの豆腐作りは午前1時にスタート。水に漬けこんでおいた大豆をすり潰すところから始まります。すり潰された大豆は、釜の中で炊き上げ、豆腐として出来上がるのは昼前になるそうです。

今回は土曜日から月曜日にかけて体験いただきます。土日は併設されている「るあんカフェ」でカフェ運営のお手伝いをしてもらい、月曜は早朝から仕込む豆腐づくりに同席いただきます(体験者のスタート時間は希望に合わせて調整可能です)

「できたての豆腐を味わって欲しい」と話す小澤さん。仕事の深みを感じる体験になるでしょう。

仕事のこだわり

小澤さんはもともと千葉市の出身。途上国の支援や自然保護に関心があり、タイで5年間、山岳民族のために学校の寮の運営などに携わっていました。

帰国後は古民家を再生する大工となり、国のグリーンキーパー事業で2001年に龍神村に来たことが、この土地との出会いのきっかけです。

そんな小澤さんにとって豆腐作りは、自分と周りの人達を繋げてくれる大事な場所なんだとか。移住を考えつつ「手作り」や「自分らしい暮らし」に興味がある方にとっておススメの体験です。

補足事項

宿 泊 場 所 :がまのゆ田舎宿川口
宿泊先場所:和歌山県田辺市龍神村小家1013-3

体験経費

参加費:無料
宿泊費:1泊2食付6,500円~(宿泊日によって変動いたします)
※5,000円/泊まで補助あり。初回の体験のみ適用
取 消 料:宿泊日の2週間前から2日前まで宿泊料金の30%
宿泊日の前日      宿泊料金の 50%
宿泊日の当日・不泊   宿泊料金の100%
食費:実費負担
交通費(自宅~集合場所):実費負担