放課後を中心に村の小学生を対象に実施している学童事業”放課後子ども教室”に関わる協力隊を1名、募集します。

活動場所となる長野県根羽村は長野県の最南端の村で愛知県・岐阜県との県境にあります。村の9割の面積を占める森と源流を活かした独自の取り組みにより2022年度にはSDGs未来都市認定・過疎地域優良事例等を受賞、2年連続社会増を記録するなど移住者も増加し活気が生まれている山村です。

取り組みの特徴の1つとして少人数のメリットを活かした子育てしやすい環境づくりに力をいれており、小中一貫の義務教育学校、高学年を対象とした公営塾、地域と連携した総合学習の実施などがあります。今回募集を行う放課後子ども教室もその特徴的取り組みの1つで、平日の放課後、および夏休みや春休み等の長期休みにおける子どもの活動の場を運営してもらいます。

公教育とは別の枠組みで教育に関わりたい人や、副業・兼業をしながら子供に関わる生き方をしたい人におすすめのプロジェクトです。

“枠組みにとらわれない”方法で子供にとって居心地のよい居場所づくりを

“放課後子ども教室”の目的は、放課後や長期休みにおいて子供たちが安心安全に学習や体験活動に励める場を運営することですが、根羽村では上記に加えて小規模自治体ならではの取り組みを積極的に行っています。

それは地域内外の人々との交流、新たな出会いの場の創出を積極的に行っていることです。

根羽村には地域内にある森林や田舎資源を活かして活動にチャレンジしている人々が多くおり、周辺地域にもたくさん存在しておりますが、子供たちが日常の学校活動の中でそのような人たちと触れ合える時間はなかなか多くありません。

一方、春休みや夏休みになると放課後子ども教室ではほぼまる1日、子供たちと一緒に過ごす時間を設けることができるため、普段の学校活動とは異なる体験に十分の時間や余裕を持って地域との接点や、体験プロジェクトを設計するチャンスがあります。

実際にここ2・3年の間でも、放課後子ども教室事業の中で地域の人々に講師になってもらいながら木工・料理・収穫体験・渓流釣り・山での秘密基地づくり・藍染体験・防災体験など、さまざまなフィールドや人々のスキルを借りながら、子供たちが地域の資源を活かして楽しく没頭できる体験プロジェクトの場を作り続けてきています。

時間割や学習要綱に縛られない型で内容を設計できる場だからこそ、そのメリットを最大限活かして子供たちにとっても没頭できる時間をつくり、来たくなる居場所をつくることがこの事業の大切な価値だと考えます。

夏休みでの山の秘密基地づくり

夏休みでの山の秘密基地づくり

藍染体験の様子

藍染体験の様子

空き時間を活用して自身の挑戦に時間をつかうことも

この活動枠では放課後子ども教室活動をしなが、空き時間で自らの事業や他の仕事に関わるような”複業ライフスタイル”に挑戦することも可能です。

放課後子ども教室は主な活動時間は平日の15:00-18:00、春休み/夏休みは8:00-18:00となりますが、それ以外の空き時間に関しては他の活動に時間を割いていただくことができます。自主的な事業活動を行うことも可能ですし、村内の別仕事を紹介することも可能です。

実際に前任を務めていた元教師はこの事業を運営しながら、それ以外の時間で自らのYoutube活動を行い、2年間の間に立ち上げから登録者10万人を超えるチャンネルづくりを成功させました。複業を通じて金銭的なバランスも保ちながら、自分のやりたいことにリスクを抑えながら挑戦できる環境が、このポジションの魅力だと考えますし、実際に挑戦をしている姿を子供たちに見せること自体が、子供たちにとっても刺激になりました。

今回は協力隊のスキームにて募集しまして、最初の3年間においては協力隊予算の中で給与が渡され、任期の中で金銭的保証がされながら自主プロジェクトの挑戦が可能になります。

公教育の教員ではなかなか実現できない複業的な働き方で子供との関わりの場を模索している人にとっては魅力的な働き方になると考えます。

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