福岡県への移住や就職に興味のある方向けに、地域や仕事場に訪れ、
「くらし」と「しごと」を体験いただく企画が「福岡くらしごと体験」です。

利用者が希望する事業者のもとで「しごと」を体験しながら、
周辺地域の先輩移住者や地域住民の方との交流を通じて「くらし」の体験を行い、
移住後の生活をイメージすることができます。体験費は無料です。その“体験先”をご紹介します。

 

Sole Wood Products


住所:福岡県大川市小保118/事業内容:家具製造販売

 

福岡県大川市は、家具生産高日本一を誇る木工業が有名な職人のまち。大川で生産される家具は「大川家具」とよばれ、500年近くの歴史があります。

今回ご紹介する体験先は、大川市の家具工房”Sole Wood Products”(ソレ ウッド プロダクツ)。デザインから製材、製作、塗装まで、家具づくりにかかわるすべての工程をひとりで手掛けるのが、代表の市田友之さんです。

市田さんのつくる家具は、釘を使わない技法。耐久性に優れ、長く使えるように設計されています。オーダーメイドの家具や小物、家具の修理も対応。木目や素材の肌触りなど、木の持つ表情を活かした、世界にひとつだけの家具を作っています。

2014年に神奈川から大川市へ家族で移住した市田さんは、2015年に自身の工房をオープン。「一目見て、これは”Sole”の作品だなってわかるものを作りたい」と話す市田さんは、大川市で家族との時間を大切にしながら、ものづくりと向き合っています。

 

Sole Wood Products

今回体験できる内容


家具作りの工程は多く、実際に手を動かすとなると繊細な技術が必要です。体験では簡単なお手伝いや見学がメインになりそうですが、ちょっとした小物づくりに挑戦したり、「つくる」体験もできます。
「自分が身につけてきた経験や技術を、若い世代に伝えていきたい」という市田さん。高校で木工の授業も担当しているといいます。家具がどのように作られるのか、それぞれの工程や意味など、気になるところは積極的に質問してみてください!
Sole Wood Productsでは、一緒に働ける人も募集中。「ものづくりが好き」「職人の仕事に興味がある」という人は必見です。
実際に移住し、さらに独立し自身の工房を持つという経験をしてきた市田さん。家具のこと、ものづくりのこと、大川市のこと…この体験の中で、仕事や暮らしのイメージを肌で感じてきてください。

 

Sole Wood Products

Soleのものづくりを世界に広げたい。人生楽しんでなんぼです


祖父、父ともに大工という環境で育ち、「木」が身近にあったという市田さん。学校卒業後は老舗の家具製作所に就職し、家具職人として20年勤務していました。

独立を考えはじめた頃、東日本大震災を経験。今後、都会で大震災が起きたら…という不安もあり、移住を検討するようになったといいます。そんな中、木工の技術を学びながら体験移住ができるという募集に応募したのが、大川市へ移住するきっかけだったといいます。

実際に体験してみたら、地域全体で子どもを受け入れてくれるあたたかさを感じ、子育てもしやすい環境だったことが決め手になったんだとか。

「移住や転職は簡単に決められることばかりではありませんが、移住を楽しもうとする気持ちが大切だと思います。人生、楽しんでなんぼです」と市田さんは話します。

市田さんは、家具だけでなく、木工作家として幅広い作品も作っていきたいそう。これまでも個展を開いたり、海外にも届くようにとInstagramでの発信に力をを入れていたり、市田さんの挑戦はつづきます。

本当にいいものを求める人たちに愛されるSole Wood Productsの木製品。時代、世代を超えて愛される家具づくりに熱を注ぐ市田さんのもとで、移住×ものづくりの体験をしてみませんか?

 

スケジュール


1日目(13:00~17:00)
1.ごあいさつ、やりたいことや目的の確認
2.お仕事の説明
3.仕事のお手伝い
※状況によって作業が変わります。

2日目(9:00~17:00)
1.仕事のお手伝い
※状況によって作業が変わります。

3日目(9:00~15:00)
1.仕事のお手伝い
※状況によって作業が変わります。
2.体験の感想、質疑応答

 

補足事項


最少催行人数:1名
宿泊場所 :
集合場所:福岡県大川市小保118

 

体験経費


参加費:無料
宿泊費:3,000円/泊まで補助あり
食費:自己負担
交通費(自宅~集合場所):自己負担

 

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