こんにちは!新潟県で移住支援を行っている”ロカキャリ/きら星株式会社”です。

早速ですが、「大正3年創業の鋳物(いもの)工場」と聞いて、みなさんは何を思い浮かべますか?

伝統を重んじる老舗?

え、そもそも鋳物って?

そんな疑問に答えるべく取材に向かったのは、長岡市に本社を構える「株式会社キャストアンドー」。

そこで待っていたのは、ドローンが飛び、VR技術でいつでもどこでも工場見学ができ、さらには「社員のカップラーメン愛」を叶える自販機がある、新しい取り組みで溢れた世界でした。

今回は、「株式会社キャストアンドー」の堅実な職人仕事と遊び心が交差するお仕事の現場や働き方をご紹介します!

キャリアも視点もバラバラ。「四人四色」のメンバー

今回お話を伺ったのは、年齢もキャリアもバラエティ豊かな4名のみなさん。

写真右から

  • 安藤社長: 営業、生産管理、職場環境改善を担っている。「面白いこと」に目がない。

  • 大塚さん: 東京からの移住者。入社2年目。妻の故郷・長岡で「米作り」と「鋳物製造」の二刀流に挑戦中。

  • 大竹さん: 入社8年目。製造と納品の最終段階を担う、仕上班の班長。現場の頼れる兄貴分。

「今日の取材をXにあげてもいいですか・・・?」

と入社3年目のSNS担当、いちご大好き女子の佐藤さんも途中から加わり、和気あいあいと取材が始まりました。

鋳物って何?どうやって製造するの?

さて、聞き馴染みのない「鋳物(いもの)」ですが、身の回りにもあるフライパンやマンホール、街灯など、金属を溶かして固めた製品のことを指します。

キャストアンドーでは、公共用ポンプや工作機械、冷凍機の部品など、業界的には中規模の鋳物を製造=鋳造(ちゅうぞう)しています。

参照:株式会社キャストアンドーHP|主要製品(https://www.cast-andoh.jp/seihin/

鋳造の工程を一言でいえば「金属を溶かして、固めて、削る」こと。

原料となる金属の8割以上に、ほかの製造業で出た端材であるスクラップ材を活用していて、非常にサステナブルなリサイクル産業という側面も持っています。

溶かした金属を流し入れる型は「砂」!

砂に樹脂と硬化剤を混ぜると化学反応が起きて硬化が始まるのですが、夏場は特に硬化スピードが早くなるので、「段取り」が肝心な作業になります。

型には、外枠である「主型(おもがた)」と内部の空洞になる「中子(なかご)型」の2種類があり、これらの型をクレーンを使いパズルのようにミリ単位で組み上げて、出来上がった型に溶けた鉄を流し込むのだそうです。

金属が冷えたら、型から鋳物を取り出し、手作業で「バリ(不要な突起)」を削り、完成。

キャストアンドーでは、0.01mm単位まで磨き上げ、部品を組み立てる「機械加工」や「水圧検査」まで行い、付加価値をつけて納品できるのが強みなんだとか。

「なぜ?」を諦めない人が、この仕事に向いている

製造業と聞くと、ベルトコンベアの前で同じ作業を繰り返す姿を想像するかもしれません。

しかし、仕上げ班班長の大竹さんは断言します。

「うちは、考える人が向いている仕事です。」

同社が採用しているのは、1ロット1個から20個程度の「少量多品種製造」。

「機械化されていない部分が多いからこそ、同じ作り方をしても、気温や湿度で同じ結果にならないのが鋳物の難しさ。不良品が出たときでも、『なぜそうなったのか?』を諦めずに考え、答えを出せる人が求められています。」

不良品が出ずに製品を納品できたとき、パレットに製品が美しく積み込めたとき。

マニュアルがないからこそ、自分自身の「創意工夫」がダイレクトに結果に繋がる。

その手応えこそが、職人たちの原動力になっているのだそうです。

長岡移住の決め手は「米」と「妻」!?

移住検討者の方にぜひ知ってほしいのが、東京出身の移住者である大塚さんのストーリー。

大塚さんは、関東にいた頃から「いつか本格的に米作りを」という想いを持ち、3年間の農業研修プログラムに参加していたという筋金入りの米好き。

奥様の故郷である長岡へ移住し、現在は奥様のお祖父様の土地を借りて、なんと年間1トンものお米を生産しているのだとか。

大塚さんより写真提供

大塚さんが「鋳物」の世界に出会ったきっかけとは何だったのでしょうか?

「実は、求人検索が趣味の妻が見つけてきたんです(笑)」

と大塚さんは笑います。

キャストアンドーに入社するまでは全くの別業界にいたそうですが、入社の決め手になったのは意外にも「働き方のスタイル」でした。

「以前の仕事でもそうでしたが、『自分で段取りを決め、それに沿って目標を達成していく』という働き方が自分に合っていると思ったんです。」

実は入社当初、チームワークが主体となる班に配属されましたが、「自分のペースで段取りを組める仕事の方が力を発揮できる」と社長に相談。

すると、一人で黙々と作業ができる班へと配置転換が行われたのだそう。

個人の性格や適性をしっかり見て、柔軟に役割を変えてくれる。この「風通しの良さ」こそが、同社の魅力の一つです。

「カップラーメン愛」から始まる、職場環境改革

安藤社長が今、最も情熱を注いでいるのが「大手企業並みの職場環境づくり」。

インタビュー当日、ちょうど導入されたばかりだったのが、スナックや軽食が買える自販機。

実はこれ、社長が全社員にGoogleフォームでアンケートを取ったところ、「カップラーメンが食べたい」という切実な(?)声が上がったことから実現したものなんだそうです。

参照:株式会社キャストアンドー公式X(https://x.com/castandoh10

「社員の声には即レス」がキャストアンドー流。

アンケートを実施してから3ヶ月後には設置というスピード感だったそうです。

ほかにも、社員の心身を整えるために、こんな福利厚生があります。

  • 年間休日120日: 製造業では異例の多さ!土日は必ず休めます。

  • 夏場は1日1本好きなドリンクを無料で購入可 ※値段を問わず!

  • 入社初日からの有給付与や、時差出勤も相談すればOK

  • 人間ドックの費用補助。再検査が必要になった場合は受診料は1回無料に。

  • 社員旅行と年3回の飲み会(永年勤続表彰、納涼会、忘年会)も大切にしています。

「今は安定して注文をいただけていますが、原料価格の高騰など、経営環境は常に変化します。だからこそ、体は資本ですし、柔軟に自分たちも対応できなければならない。そのためには、社員が心身ともに健康で、信頼できる会社であることが大前提なんです。」

と安藤社長は語ります。

最新技術で鋳物製作を「誰もが知る職業」に

キャストアンドーの挑戦は、現場の外でも止まりません。

公式X(旧Twitter)を担当する佐藤さんは、日々の現場を発信中。

「Instagramは動画作成が難しくて……(笑)」

と、等身大の言葉で交流できるXを主戦場にしています。

社長からは「バズったら『バズ手当』も出すよ!」との声も。

さらに、HPのトップを飾る動画は、まさかのドローン撮影!

引用:株式会社キャストアンドーHP(https://www.cast-andoh.jp/

そして、取材時にテーブルの上に置いてあったのは、、、「VRゴーグル」!?

ゴーグルを付けると、工場を360°カメラで写した「バーチャル工場」が出現!

「VR工場見学」は会社を知らない人にも興味を持ってもらおうと始めた取り組みで、長岡の製造業が一挙に集まる「ものづくりフェス」では4回もリピートした小学生がいたほどの人気ぶりだったそう。

画像提供:株式会社キャストアンドー

   「子どもたちに『鋳物っていうものを作っている会社があったな』と思ってもらいたい。今後も、小学校から高校での、学校の社会科見学や放課後の児童館などでどんどん活用して行ければと思っています。」

と安藤社長は話します。

安定した品質を追求しながらも、面白いと思ったことは即柔軟に取り入れていく。

その柔軟さが、若手や移住者でものびのびと働ける土壌を作っているのかもしれないと、笑い合う4人の表情をみて思った筆者なのでした。

長岡で、鋳物を作ってみませんか?

110年続く技術を大切にしながらも、デジタル技術や最新の福利厚生を取り入れるキャストアンドーには、既存の「工場のイメージ」を次々と塗り替える軽やかさがあります。

移住して、新しい土地で仕事を始めるのは勇気がいることです。

でも、ここには社員の夢や、やりたいを暖かく見守り、居場所を作ってくれる職場があります。

もし、この記事を読んでワクワクしたなら。

あるいは、子どもたちにこのVRを見せてあげたい!と思った先生がいれば。

ぜひ一度、キャストアンドーの門を叩いてみてください。

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