はじめまして。みなさんは、喜茂別(きもべつ)をご存知でしょうか?

札幌市に隣接し、まわりにはニセコ・ルスツ・洞爺湖という観光地に囲まれた小さな田舎町です。基幹産業は農業で、特産品はアスパラガス。山間部に位置していることもあり、北海道でも有数の寒冷地&豪雪地帯です。

近隣のニセコ・ルスツエリアの人気の影響もあり、ここ数年、喜茂別町にも移住者が少しずつ増えてきました。そして、なかには飲食店や宿泊施設を開業するなど、「チャレンジをする人」も増えてきています。

そんなこともあり、最近はメディアにも取り上げられる機会が増え、「喜茂別を盛り上げたい」「喜茂別で面白いことをしたい」という相談も増えてきました。

しかし、いざ具体的に移住を検討する段階になっても、なかなか移住に繋がらない大きな問題がありました…。

空き家はたくさんあるけど…住める家はない。

その問題とは、空き家問題です。
喜茂別はかつて8000人ほどの人口がいましたが、いまは2000人。町のいたるところに「空き家」はあります。しかし、老朽化などにより「貸せない・売れない」ような物件も多く、その種類は公営住宅から民間住宅まで…。そんな状況もあり、住むことができる家は、すぐに次に住む方が決まってしまいます。

その結果、移住したいと検討してくださる方にご案内できる物件が限りなく少なくなってしまっています。そこで、貸せない・売れないような物件をひとつでも住める状態にすることができれば、「移住したい」という想いを叶えることができるのではないかと考えました。

羊蹄山のそばののどかな町。この写真のなかにも空き家はたくさんあります。

羊蹄山のそばののどかな町。この写真のなかにも空き家はたくさんあります。

豪雪地帯では、放置された家が雪の重みで倒壊してしまうことも。そうなる前に、なんとかしたいのです。

豪雪地帯では、放置された家が雪の重みで倒壊してしまうことも。そうなる前に、なんとかしたいのです。