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地域内外の人とのつながりが地域への誇りと愛着をつくる。「あまちゃん」のまちづくり

久慈市は2013年朝ドラ『あまちゃん』のロケ地で知られ、北限の海女が今でも潜りながらウニやアワビを採っています。2011年東日本大震災の際には、津波によって漁港や街なかが壊滅的な被害を受けましたが、被災地の中でもいち早く復興し注目を集めました。2016年には台風10号によって再び街が浸水被害に見舞われます。津波や豪雨など自然災害を何度も受けながら、すぐに復活するといった地域のレジリエンスはどのように生み出されているのか、愛着を持つまちづくりを目標に掲げる久慈市を取材しました。 岩手県久慈市 遠藤譲一 市長 [...]

食の地方自治体連携 “にっぽんA級グルメのまち連合”設立!

~島根県邑南町は、“A級グルメ構想”の取り組みを全国に広げます~ 平成23年より島根県邑南町は、町民と町が一緒になって、農林商工等連携ビジョンを設立し、「本当に美味しいものは地域にあって、その美味しさを本当に知っているのは地域の人々で、彼らが誇りを持ってつくる食はA級であり、永久に残さなければならない。 [...]

「世界の人々の心を豊かにする日本でありたい」 日本酒と伝統工芸で時空間をデザインするGROUND STARのものづくり

日本酒、行灯、風呂敷、和蝋燭、刀箱(日本酒をおさめるオリジナルの箱)の5つをパッケージしたギフトセットの企画から販売までを手がける株式会社GROUNDSTARは、橋本康正さんと齊藤総一郎さんが立ち上げた事業会社だ。橋本さんは、東京で展示会ブース・店舗・温泉施設などのプロデュースやブランディング、国内外の音楽フェスを手がける会社を経営し、斎藤さんは宮崎県で生活インフラの総合管理会社の副社長を務める。互いに二足のわらじを履きながらの起業には、どんな思いがあったのか。海外市場に果敢に挑む事業展開の意図について、橋本さんにお話を伺った。 記事のポイント [...]

海外経験と人類学の素養を生かして地域の特性を理解しつなげる「通訳」

日本に生まれながらも、3歳から6歳の幼少期をアメリカで過ごし、高校時代をカナダで、大学時代をイギリスで過ごした渡邊さん。彼女はいつも刺激を求めて外に出ていた。そんな彼女が八女で行っているのは「地域のフィールドスタディ」。大学で社会人類学を学んだ彼女は、社会の構造や文化ごとの個性に興味を持つ。特殊ポンプを扱う会社に勤務後、転職した株式会社うなぎの寝床で「通訳」として、地域の魅力を掘り起こし、因数分解して、八女とは文化の違う「別の世界」に住む人たちへ発信していく。そんな彼女を形成してきたものとは。今考えることとは。 記事のポイント [...]

うなぎの寝床にみる「弱者・地域ベンチャーの戦い方」、情報を売るものづくり

お金もない。人もいない。実績もない。圧倒的な弱者。 一体これは何の話だろう。ベンチャー企業のことである。この表現には多少の誇張があるとしても、大企業と比較したときに弱者であるというのは、間違った話ではないだろう。ここで、話を「地域ベンチャー」に絞ってみる。日本国内に限れば、首都東京以外を拠点とするベンチャーを指すとする。言ってしまえばこちらはもっとひどい。企業内だけではなく、その周辺でもお金・人の流通が少ないのである。当然それらのリソースを得る機会は都市に比べ減ることになる。 [...]

地域文化をビジネスとして花咲かせる。 「うなぎの寝床」で見つけた地域文化ベンチャーの肝。

伝統工芸品であり、日本三大*絣(かすり)にも数えられる久留米絣(くるめがすり)。最盛期には300軒あった久留米絣の織元も、現在では23軒程度。衰退は目に見えていた。しかし、下降線を辿る一方であるはずの伝統工芸産業に異変が起きつつある。その中心にあるのは2012年立ち上げ(2015年に株式会社化)の「うなぎの寝床」。久留米絣で作ったもんぺの製造販売が主な事業だ。その粗利は実に57%。地域の伝統産業をビジネスとして花咲かせ、継続的な文化継承につなげるうなぎの寝床のその仕組みをきいた。 *絣とは、織物の一種で、前もって染め分けた糸をたて糸かよこ糸、あるいはその両方に使って織りあげることで文様を表す技法により織られた織物を指す。 [...]

By |2019-08-10T16:19:39+09:002017.11.27|Tags: , , |
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