世界最大級の渦潮が有名な四国の玄関口「徳島県鳴門市」では、家庭菜園、アルバイト、兼業等、形態や規模を問わず農業を生活に取り入れながら、農業以外の仕事、ライフワーク、得意なことといった、自身のライフスタイルに合わせたX(=天職)で世の中に貢献する新しい生活様式「半農半X」を応援しています。
今回は、人手不足で困っている地域と地域で働きたい旅人を繋ぐお仕事マッチングサービスを行う㈱おてつたびと連携した事業の第2弾。全国から2名が参加し、半日は特産品のらっきょう農家さんと農作業、半日はフリータイムの鳴門暮らしを2週間体験していただきました。

北海道から参加の前田圭子さんは約20年間看護師として働くなか、休暇を利用して応募したそう。
「今まで四国に行ったことがなく、徳島県で働いてみたいと思い、応援ナースという形で働くことも考えていたのですが、募集がなかったんです。そんなときにおてつたびで鳴門市の募集を見つけて、鳴門らっきょって何だろう?知りたい!と思って。大鳴門橋の綺麗な写真と渡船での通勤に憧れて応募しました。」

大鳴門橋

渡船を利用しながらののどかな通勤

鳴門市へ来る前は、空き時間を利用して徳島県内の各地へ行くことも考えていたようですが、もっぱら鳴門市内での生活を満喫しているそう。

「道具をレンタルしてサーフィンに行ったり、渦潮を見に行ったり。事前に潮見表(渦潮の見頃の時刻表)を確認していたので、とても大きく巻いた渦潮が見られて感動しました。わかめソフトも食べましたよ。すごいわかめの味がしました!」

そんな鳴門市の生活に密着した暮らしの前田さんに一番行った場所を聞くと、即答で答えられたのは「地元のスーパー」。

「地元野菜や今まで見たことがない魚とか、北海道と置いているラインナップが全然違うのでとても楽しいです。農家さんや地元の方にらっきょうだけでなく、玉ねぎやきゅうり、スイカなどたくさんいただいたので、新鮮な食材を使って自炊を楽しんでいます。」

農家さんにいただいた玉ねぎ

そして、今特にハマっているのはらっきょう料理の開発だそう。
「特産品のなると金時と合わせたサラダや刻んだらっきょうを混ぜた納豆、チャーハンなどを作ってみましたがとても美味しかったです。実はシンプルにらっきょうの素揚げも試してみましたが、らっきょうの良さであるシャキシャキ感と辛みが抜けてしまい失敗しました。残りの期間で更にらっきょう料理の考案を追求してみたいと考えています。」

体験終了まで1週間を切った前田さんに最後に感想を伺いました。
「のどかで何の不自由もなくとても過ごしやすいので、もっと長く住みたいなという気持ちになっています。夢のようなひと時です。らっきょう農家さんに働きに来られている奥様方からたくさん鳴門市の情報を教えていただいたので、もっと鳴門市のものを食べ尽くしたいと思います。」と笑顔で語ってくれました。

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